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歴史的建造物の窓開発

歴史的建造物の窓開発

歴史的建造物の窓開発

近年、歴史的建造物を再評価し、社会財として有効活用を進める気運が高まってきています。しかし、それらの建造物が備える建築的性能は、温熱環境性能において要求条件(断熱と気密)が満たすに至らず、有効活用の道が閉ざされているのが現状です。弊社ではオリジナルの意匠を復元しつつ、現在の断熱・気密性能を満たす窓の開発を行っています。

これまでに、実際に札幌市資料館(札幌控訴院-旧札幌高等裁判所)の窓の試作をした他、旧永山武四郎邸及び旧三菱鉱業寮の改修用の窓を実際に制作してきました。

札幌市資料館(札幌控訴院-旧札幌高等裁判所)窓試作

札幌市資料館(札幌控訴院-旧札幌高等裁判所)の窓の状況を検証し、歴史的意匠を活かしながら、現在の技術と融合をした窓の提案・試作を行いました。

札幌市資料館窓試作の詳細(PDF)

旧永山武四郎邸及び旧三菱鉱業寮の改修

2016-2017年の旧永山武四郎邸及び旧三菱鉱業寮の改修の際に、弊社の木製窓を採用していただきました。旧永山武四郎邸及び旧三菱鉱業寮では、歴史的建造物としての価値を守りながら、公共の施設としての機能性を満たす改修が行われました。
改修デザインのコンセプトとして①時間の経過を丁寧に活かしたデザイン、②「過去の継承」と「現在との対比」を意識したデザイン、③内外の環境をつなぐデザイン、④夜間の魅力を演出するデザインが提案され、そのすべてにおいて窓は重要な役割を果たす要素と言えます。 弊社では、これまでの歴史的建造物用の窓の開発の中での知識・技術を用い、現在の水準に合った性能を満たす窓を制作いたしました。 弊社の制作した木製窓は、この改修の中で歴史的建造物の魅力を高めるために設置されたカフェ・レストランスペース「ナガヤマレスト」で間近でご覧いただけます。

歴史的建造物における⽊製窓の改修(PDF)